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グラサンです[:ニヒル:]

県内の飲食店やスキー場、ホテルが、女性のグループ、団体客を対象にした料金の割引や特典付きの商品を次々と打ち出している。
不況の影響で客足が伸び悩む中、ことしの流行語にも選ばれた「女子会（じょしかい）」（女性だけの集まり）に着目。新たな客層の開拓につなげようとの試みだ。
　「宴会や忘・新年会の利用、予約が減っている。これまで男性中心だった居酒屋の客層を広げようと考えた」と、長野市の居酒屋「笑笑長野駅前店」の平野真一郎店長（２６）。
「女子会プラン」と銘打ち２時間飲み放題食べ放題のプランを４０００円を切る値段で用意。
多いときには一晩で計約１００人が訪れる。
６人前後のグループが多いという。
同市若里の「アジアンダイニングＧＡＲＵＤＡ」も通常より割安の女子会プランを設定。開業したばかりの店を知ってもらう狙いだ。
月１回ペースで女子会を開くという市内の美容師アシスタント田中翠さん（２０）は友人を誘い合い、情報交換して会場を選ぶ。
「話題は職場の話や男性が居たらできない恋愛の話。悩みを相談でき、ストレス解消になる」
女子会に熱いまなざしを向けるのは飲食店だけではない。
戸隠スキー場（長野市）は今冬、少なかった女性客を呼び込もうと、１６歳以上の女性３人以上で申し込むとスキーのレンタル料金を７割引きにするといった特典付き「女子会プロジェクト」を開始した。
　「来場者はピーク時の１９９０年代半ばと比べ４割減」と同スキー場。食堂の内装を変え、女性好みのメニューを増やしたほか、都内で人気のドーナツの販売に踏み切った。
副支配人の中山靖さん（４２）は「滑るだけでなく、食べたりおしゃべりしたりして楽しめることをＰＲし、新たな顧客を増やしたい」と話す。
軽井沢プリンスホテル（北佐久郡軽井沢町）もことしから女子会に目を付け、最大８人が泊まれるコテージのプランを設けたところ、計約６０人が利用した週があったという。
同ホテルは女性スタッフの意見を聞き新たなサービスを検討中。
「女性に気に入ってもらえれば口コミで広げてもらえる」（上田市の温泉旅館）との声もあり、女子会を引き付けようとする動きはまだ続きそうだ。
グラサン[:ニヒル:]